八千草薫さん。
先日テレビの対談番組に出演していて、思わずその生き方に感動してしまいました。
彼女を嫌いな人はいるでしょうか。
私は、八千草薫という女優を、誰もが憧れる日本の女性ではないかと思っています。

八千草薫さんは、自分の生き方について、何においても「楽しむ」ことを心がけていると話していました。
「楽しむ」？
当たり前のことかもしれませんが、私には衝撃的でした。
なぜなら、自分の思っていることが、同じようであり同じようでなく…。
そうか、考え方一つでこうもなるんだ、と思いついたからです。

私は、楽しいことが好き。

どうやら八千草薫さんは、私と少し似ているところがありました。
でも、全然違っていました。

「お茶碗を洗うときもね、楽しみながらやるように心がけているんです。」

楽しいことばかり優先していると、楽しくないことは後回し。
面倒なものは後回しになってしまいます。
でも、それを楽しみながらやることで、一日が変わって来るんだなと思ったら、
人生もその積み重ねで「もっと楽しい人生」に変わって来るのかもしれない。

りんごちゃんのキッチンのスポンジが、可愛いお花のスポンジでした。
「１００円ショップのだよ。」と言っていましたが、
私はそのとき、自分なら３個で１００円のスポンジを買うな、と思いました。
でも、それは違っていたかもしれません。
あのお花のスポンジ１個で、食器を楽しく洗えるのならば、
それは八千草薫さんの言っていたと同じかもしれない、と気がつきました。

今、私は深い井戸の底でじっとしていた自分ではありません。
必死で井戸の底からはいあがっていた自分でもありません。
井戸の外に出たものの、深い霧の中から抜けられなかった自分でもありません。

少し霧の向こうに光が見えます。それに向かって歩いています。
いろんな著書に学びました。いろんな人からも学びました。
これからどうなるかわからないけれど、
私は最近、そろそろ新しい生き方をしてみてもいいのではないかと思えるようになってきました。